犬が欲しい場合、どこから手に入れたら間違いないのでしょうか?
ペットショップ、ブリーダーや訓練所、犬の雑誌の広告、保健所・動物管理事務所、知り合いや獣医師の紹介、地域の新聞など、いくつかのルートが考えられます。
また近所に自分がほしい犬種のメスのわんちゃんがいて、その飼い主と日ごろから仲よくつきあっていれば、無料でもらえるチャンスもあまもしれませんね。(もちろん、お礼はしますけど)
では、なるべく安くていい犬を手に入れるにはどうしたらいいでしょうか。
言うまでもなく流行に惑わされないことが第一です。
さらに、あなたの知り合いに犬の飼育のベテランや訓練士などのプロがいたら、その人に選択を任すという方法もあります。
これは一見無難なやり方に思えますが、やはりその人の独断からの犬選びになります。
たとえその人にとってはすばらしい犬であっても、あなたやあなたの家族にとってよい犬とはかぎらないからです。
いちばん多い購入先はペットショップ
いちばん多い購入先はペットショップだと思います。
たしかにペットショップのオーナーは、もともと犬が好きではじめた人が多いし、自分の飼育経験や犬を売ったお客さんの体験もよく把握しているから、いろいろな相談ができます。
しかし商売であるから、もし手元に売りたい犬種がある場合はそれを買わされてしまうこともある。
ペットショップでは、小型犬種と人気犬種が多い
一般にペットショップでは、小型犬種と人気犬種をおいていることが多いものです。
マーケットリサーチをして、人気のある犬種や、人気の出そうな犬種に絞って扱うのです。
たとえば、コッカー・スパニエルはアメリカでは長年第1~2位を占めている人気犬種で、日本でも20年ほど前まではベストテンに入っていたのですが、最近減少の一途をたどっています。
そんなことから、ふつうのペットショップでは入手が困難です。
こういう犬種は単犬種登録協会(この場合は、日本コッカースパニエル協会)に問い合わせてブリーダーを紹介してもらうか、雑誌の広告でブリーダーを探すといいでしょう。
ペットショップにもいろいろあります
ひと口にペットショップといっても、ブリーダーと提携している店もあれば、ブリーダーを兼ねているところもあります。
ですので、店においていない犬種でも頼んで取り寄せてもらうことは可能ですが、予約による注文の場合、たとえ気に入らなくても引きとらなければならなくなる場合があります。
もうひとつ、ペットショップで売られている犬の場合、相当疲れていることに注意したいところです。
生後3~8日で母親や兄弟と引き離されて輸送されて来ているし、飼い主も変われば環境やえさも変わるのです。
そのうえしょっちゅうお客に触られたり抱かれたりするし、ほかの犬と同居しているから、ストレスも相当たまっているでしょう。
有名ペットショップが安心
いちばん安心なのは有名ペットショップに当たることです。たいていの犬種が入手できるし、管理もしっかりしています。
しかし、大手のケンネルあたりになると、ふつうの店の2~3倍の価格になってしまうでしょう。
それよりは古くから地元で経営している店で、犬の回転が早いところを探すといいと思います。
犬を散歩させている人を見かけたら、その飼い主にどこから入手したかを聞いてみると、意外と評判のいい店がわかることがあります。
そして、何軒かのペットショップを覗いてみて、店やケージの中が汚れているような店は避けて、安心できるショップを見つけるとよいでしょう。
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