【大型犬か小型犬か?】 体の大小だけでないメリット・デメリット

犬を飼おうと思うとき、大型犬にするか小型犬にするか、体の大小だけに 眼を奪われてはいけません。
犬というのは品種も多ければ、その大きさもじつにさまざまです
チワワのような1キロにも満たない超小型犬から、セント・バーナードのように100キロにもなろうかという超大型犬までいます。
大型犬、小型犬それぞれのメリットデメリットはなんでしょう。

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大型犬のメリットデメリット

そもそも大型犬は、アイリッシュ・セッターのようになかには活発な犬もいますが、大多数は落ちついていて、ふだんはあまり動きまわらずに一カ所にじっとしていることが多いのです。
なかでもニューファンドランド、セント・バーナード、ブラッドハウンド、グレート・ピレニーズなどは、よく眠り、活動性が低いのです。

それになんといっても堂々としているし、散歩をさせていても人目を引くので、犬を飼っているという実感がわいてきます。
いったん吠えるとその声は大きいですが、ふだんは小型犬にくらべてめったに吠えない、おとなしい犬種が多いことで有名です。

マンションなどで飼う場合は大型犬のほうが適している場合も

静かな環境の中で飼いたい方、あるいはマンションなどで飼う場合にはむしろ大型犬のほうが適しているともいえますが、問題は運動です。
庭へ自由に降りて運動ができれば理想的ですが、マンションなどではそうはいかないものです。
しかし、朝夕2回、1時間程度運動をさせることができ、あとはトイレのしつけなどがきちんとできていれば室内でも十分飼うことができます。

ただ、食べる量が多いのでら、当然フンの量が多くなることは覚悟しておかなければなりません。
それに、急速に大きくなるので、骨の成長が追いつかずに骨折しやすくなります。
とくに子犬のときに骨折すると、治っても体にゆがみが出たり、発育不良になってしまうので注意が必要です。

大型犬は維持費がかかる

そのため、牛乳、チーズ、牛肉などを補給してあげなければならないので、クルマでいう維持費が小型犬よりはずっとかかります。
たとえば、マルチーズとセント・バーナードの成犬で試算してみたところ、同じドッグフードを与えた場合、前者が1日0gで年間1万8000円、後者が1日914gで6万6000円という結果になりました。

また、ジャレてもたれかかってきただけでも、運が悪いと転倒したりして人がケガをしたりする恐れがあります。
大型犬では、家族全員に服従するようにしつけることがとくに大事なことです。

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小型犬のメリットデメリット

一方、小型犬は小さくて見るからに愛らしいですし、力も弱いから、老人や子どもでも扱いやすいです。
旅行の際にも、キャリーバッグに入れていっしょに電車に乗って出かけることもできます。食事の量も少ないし、排泄量も少ないので、犬用のトイレで十分こと足りるわけです。

ただ、小型犬は一般に落ちつきがなくて、活発に動きまわるので、室内で飼うといっても体の大きさのわりに広いスペースが必要になります。
それに、神経質で、よく吠えたり咬んだりする犬種が多いのも事実です。
小型犬の大半は元をたどるとテリア系に属しているのですが、このテリア系というのがじつは、神経過敏で、活発で、咬んだり吠えたりする傾向が強いのでです。

活発な小型犬はマンション飼いには不向きかも

マンションで飼うからということで、メスのミニチュア・シュナウザーを選んだ犬好きのご主人がいらっしゃいました。
生後4カ月を過ぎるころから、活発になりはじめたと思ったら、とたんに見知らぬ人が家に来ると吠えたてるし、散歩に行けばよその犬に吠えたてるという具合で、いくらしつけてもいっこうにおさまりません。

それでも、番犬としては役に立つからしかたがないと、半ばあきらめていたところ、今度はその家の3歳になる幼児に咬みついてしまったのです。
幸いたいしたケガではなかったというし、幼児の目には動くぬいぐるみとしか映らないから、やや乱暴な扱いをしてしまったのが原因と思われます。
しかし、ミニチュア・シュナウザーはテリアの仲間で、小型ながら攻撃性がかなり強いのです。
これなど極端な例ではありますが、サイズや容貌だけにとらわれて、こんな失敗をおかさないようにしてほしいものです。

https://www.mio-room.net/etc/toire-fusui.html

https://www.dogged.xrea.jp/etc2/dog-merit.html

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